2025年度 新入社員研修報告③

開発

Date:2025.07.07

新人研修3カ月で学んだこと

こんにちは!新入社員のS.Aです。最近頑張って楽器(フルート)の朝練を始めました。退勤後もやってます。

私は大学でシステムの企画開発とデザインを学び、プログラミングの経験は少しだけある状態でした(ほぼフロントエンド)。
そんな私がこの3カ月間の研修を通して学んだことを、3つのテーマに分けてまとめました。

  • やっていてよかった習慣
  • マインドの持ち方
  • これからも意識したいこと

1.やっていてよかった習慣

個人的に、この研修期間にやっていてよかった習慣をご紹介します。

① 勤務開始時間の30〜40分前に出社して自主学習
これは入社した4月の3週目から、研修最後の個人制作の始まる5月中頃までの約3週間弱ほど続けていました。
与えられた研修課題をやるのではなく、研修の内容だけでは理解しきれなかったことや、研修では触れられなかったが知りたいことなどについて調べてまとめたり、実際に手を動かしながら学ぶ時間にしていました。

この習慣はメリットばかり:

  • 早起きできる
  • 朝の電車は比較的空いている
  • 研修での学習内容が定着しやすい
  • 発展的な知識も得られる
  • 日報に「成果」として記せる

一石二鳥どころではありません。この習慣のおかげで、早起きの習慣も確立できてすごくよかったなと思います。

② こまめに進捗報告
進捗報告については大学の卒業研究のときから口酸っぱく言われ、この研修期間中も意識していました。
講師の先輩(上司)から特に求められてはいなくとも作業の進捗報告を行うようにしていました。

具体的な報告のタイミングは:

  • キリのいいところまで作業が進んだとき
  • 始業前
  • 午前の作業終了時
  • 終業間際

その時の作業状況に応じて変えていましたが、まったく進捗報告を行わない日を作らないように心がけていました。
これをすると何がよかったかというと、報告のついで(?)に、先輩から指摘や改善点といった、自分では気付けない大変ありがたいアドバイスを頂くことができました。
研修生の立場だと、当たり前ですが概念すら知らないようなことが山ほどあるので、進捗報告を通して先輩との関わりを作り、様々なことをインプットしていました。

このことが功を奏し、最後の個人制作では、当初自分が考えていたよりも機能が4つほど増え、まだまだ改善点はあるものの大幅にグレードアップした状態でシステムを完成させることができました。
先輩からも「進捗報告をちゃんと行ってくれてとても助かる」という言葉をいただけたので、大変ウィンウィンです。進捗報告をこまめに行うという意識は研修期間中に身につけられてよかったです。


2.マインドの持ち方

やはり仕事をするとなると、それまでには持っていなかった価値観や考え方を持つ必要があると感じました。この研修期間で学んだマインドの持ち方について紹介します(これで精神的にも楽になりました)。

① 質問に行くことにおびえない
わからないこと、うまくいかないことが出てきたとき、「迷惑かもしれない」「時間を奪ってしまう」「怒られるかも」など、質問をためらう理由は多くあります。
それで結局質問に行かず、自分だけで解決しようとして不必要に時間を溶かしてしまったことが私もありました。
しかし、こういった考えは大半が自分の思い込みに過ぎず、結果的に時間を無駄にしてしまうのは会社にとってマイナスです。

先輩たちは別に、良くも悪くも新人に期待はしてないと思いますし、恥は捨てるというか、割り切って積極的に助けを求めるようにして、その後は「先輩の貴重な時間を私に使わせてしまった」とは思わないようにすることを心がけるようにしました。

② 先輩(上司)は怒っているわけでも、自分を嫌っているわけでもない
質問をしに行ったり、レビューをお願いしたとき、淡々と問題点を列挙されることがあります。しかし、これは怒られているわけでも、責められているわけでも、嫌われているとかでもなく、端的に、効率よく問題点を伝えるのに必要な手段をとられているだけだと考えるとかなり楽でした。

一喜一憂せず、マシーンになりましょう。

③ 「効率よくするにはどうしたらいいか?」という観点を持つ
この観点を持つことは、この仕事をしていく上でとても活きてくるなと思いました。コミュニケーションも最小限でスムーズにできますし、きれいで合理的なプログラムも書けるようになるのかなと思いました。
これを日常生活でしてしまうと「冷たい人」と言われてしまいそうですが、仕事ができたら大丈夫だと思います。

マシーンになりましょう。

④ 冷静になる
何時間もエラーばかり吐かれ続けてうまくいかないときなど、イライラして投げ出してしまいたくなる瞬間が何度もありますが、感情的になると余計に時間がかかったりしますね。冷静に状況を分析して対処するのが解決への近道だと思いました。

感情は邪魔です、マシーンになりましょう。

⑤ ユーザーはこちらの想像を超えてくる
個人制作のシステムを先輩たちに操作してもらった結果、想定以上の自由な操作をされました。
「こう使ってほしい」「こう操作してくれるだろう」という独りよがりな考えは捨て、あらゆるケースを想定して設計する視点が必要だと痛感しました。


3.これからも意識したいこと

これからも頑張って続けていきたいことをご紹介します。

① いっぱい言語化する
何か学んだあと、試しにその学んだ内容を言語化してみると、自分がいかに理解できていないかを痛感します。

最初は辛いですが、この工程を踏むことで、自分がどこまで理解できているのか、何を理解できていないのか、理解できていないことに対してどうすべきなのかを明確にすることができます。自分に対してデバッグを行っているようなものですね。

これに向き合う強さを持っていると、問題解決への道は近くなるだろうなと思います。

また、言語化できるまでに噛み砕けたら、「なんでかわからないけどできた」といった状態を潰すことができますし、先輩に質問に行く前に言語化を行うと、整理された状態で伝えることができるのでとても効果的だと思います。

② 図解してみる
作りたい処理やシステムがあるとき、すぐにPCに向かってしまいそうになりますが、その処理やシステムについてまず図解して整理すると、私の場合はですが、構造がわかって案外すんなり書けたりしました。

先ほどの「言語化」と同時に図解も行うと、より良いかもしれません。

③ 積極的に手を動かす
記事や資料を見たりするだけでも十分学ぶことができますが、実際に手を動かして学ぶことが、より早い知識や技術の習得につながると思いました。

私は始業前の朝の時間に、見てメモするだけの学習と、Progateの各言語レッスンやSQL練習問題サイトで実際に手を動かす学習の両方を行っていました。また、MVCモデルに対する理解も、自社システムである「CL-STUDYSS」の改修課題だけでなく、同じく自社システムの「AsCLaft」の改修、個人制作を通して深められました。

④ ショートカットを積極的に使う
ショートカットを使うのに慣れていないうちは、別の操作(マウスなど使って行う)の方が速いと思ってしまいがちですし、実際今までやっていて慣れている操作の方が速いです。

しかしそうしてショートカットを使わないでいると、当たり前ですが使えるようにはなりません。最初は不便に感じても、積極的に使うようにすると、時間はかかるかもしれませんが将来かなり速く操作ができるようになっていると思うので、私もなるべく意識して頑張ってショートカットを使ってみようと思います。

⑤ 再発しそうな(した)ミスはチェックリストなど作って回避
「このミス前にもやったな…」という経験が何度かありました。 先輩からのアドバイスでチェックリストを作成し、ミスの再発を防ぐようにしました。

資料作成やコーディングにおいてミスが減らせるよう、今後も続けたいと思います。


おわりに

技術的なことも、ふるまい的なことも、この3カ月で本当に多くのことを学べました。 このブログが自分にとっての備忘録となり、これからの成長につなげていけたらと思います。

講師の先輩方には大変お世話になりました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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